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熱帯とは?赤道付近に広がる高温多雨の気候帯をわかりやすく解説

公開 2026年7月22日

この記事は 「熱帯とは?」 の解説をくわしく掘り下げたものです。

熱帯とは

熱帯とは、赤道を中心におよそ南北緯度23.5度(北回帰線と南回帰線)の間に広がる気候帯のことです。地球上で最も太陽エネルギーを多く受け取る地域であり、年間を通じて気温が高く、月平均気温がほぼすべての月で18℃を超えるのが大きな特徴です。ケッペンの気候区分ではA気候と分類されます。

熱帯の気候の特徴

熱帯の最大の特徴は高温と多雨です。年間平均気温は25〜28℃前後で、季節による気温の変化(気温の年較差)は小さく、むしろ一日のうちの寒暖差(気温の日較差)のほうが大きくなることも珍しくありません。降水量は地域によって異なりますが、全般的に多く、年間2000ミリを超える地域も多くあります。

熱帯ではスコールと呼ばれる激しい夕立が頻繁に発生します。強い日射によって地表が熱せられ、大量の水蒸気が急速に上昇して積乱雲を形成し、短時間に激しい雨をもたらします。降り始めは突然で、1時間以内に止むことが多いのが特徴です。

熱帯雨林とサバナ

熱帯はさらに降水の分布によっていくつかの気候区に分けられます。赤道付近で年間を通じて雨が多い地域は熱帯雨林気候(Af)と呼ばれ、樹木が密集した熱帯雨林(トロピカルレインフォレスト)が広がります。アマゾン川流域、コンゴ川流域、東南アジアの島々などが代表的な分布地です。熱帯雨林は地球上の動植物種の半数以上が生息するとされ、生物多様性の宝庫です。

一方、雨季と乾季がはっきりと分かれる地域はサバナ気候(Aw)と呼ばれます。丈の高い草原に疎らな樹木が点在するサバナ(サバンナ)が広がり、アフリカのセレンゲティやブラジルのセラードが有名です。乾季には草が枯れ、雨季には緑が広がるという季節の変化があります。

熱帯が分布する地域

熱帯は地球全体の面積の約40%を占め、アジア・アフリカ・中南米・オセアニアにまたがります。具体的には、東南アジア(タイ・マレーシア・インドネシアなど)、南アジア(インド南部・スリランカ)、中央アフリカ・西アフリカ、中米・カリブ海諸国、南アメリカのアマゾン流域、オーストラリア北部などが含まれます。日本では沖縄県の一部が亜熱帯に分類されますが、純粋な熱帯には含まれません。熱帯地域は農業、生態系、気候変動の文脈でも世界的に注目されています。

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