MMTとは?
えむえむてぃー
MMTとは、政府の通貨発行能力に着目し、財政赤字を過度に恐れる必要はないと主張する現代貨幣理論です。
MMT(Modern Monetary Theory、現代貨幣理論)は、自国通貨を発行する政府の財政運営に関する経済学上の理論です。アメリカの経済学者ウォーレン・モズラーらが提唱し、ランダル・レイやステファニー・ケルトンらによって広められました。
MMTの核心的な主張は、「自国通貨を発行できる政府は、通貨建ての国債をデフォルト(債務不履行)させることはできない」というものです。政府は税収がなくても通貨を発行して支出できるため、財政赤字そのものは問題ではなく、重要なのはインフレ率であると主張します。
主な論点は以下のとおりです。
- 政府支出の財源は税収ではなく、通貨発行が先にある
- 税の目的はインフレ抑制と所得再分配であり、財源調達ではない
- 完全雇用を実現するために「雇用保障プログラム」を政府が提供すべき
- 財政赤字を問題視する「財政均衡主義」への批判
MMTは2019年頃から日本を含む各国で大きな注目を集めましたが、主流派経済学者からは「インフレを過小評価している」「通貨信認の問題を軽視している」といった批判も多く、評価が分かれる理論です。
使い方・例文
「MMTに基づけば、日本はさらに財政支出を拡大できる」「MMTはインフレリスクを軽視している」のように、財政政策や経済政策の議論の文脈で使われます。
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