M4とは?
えむよん
M4とは、さそり座にある地球から最も近い球状星団のひとつで、メシエカタログに登録された天体です。
M4(メシエ4、NGC 6121)は、さそり座に位置する球状星団で、フランスの天文学者シャルル・メシエが1764年にカタログに収録した天体です。地球からの距離は約7200光年とされており、肉眼で観察可能な球状星団のなかで地球に最も近いもののひとつとして知られています。
M4はアンタレス(さそり座のα星)の西約1.3度に位置しており、双眼鏡でも確認できます。視直径は約36分角で、実際の直径は約75光年と推定されます。含まれる恒星の数は数万から数十万個と見積もられており、比較的「ゆるい」構造を持つ球状星団です。
M4の科学的な注目点は以下のとおりです。
- 非常に古い天体で、年齢は約120億年以上と推定されている
- 白色矮星の研究対象として重要で、ハッブル宇宙望遠鏡による白色矮星の冷却状態の観測が行われた
- 中心部に特異な星の配列(棒状構造)が見られる
- ミリ秒パルサーが発見されており、その周囲に惑星が存在する可能性が示唆されたこともある
日本からは南に低い位置に見えるため観測条件が限られますが、南半球では容易に観察できます。球状星団の進化や白色矮星の研究において重要な役割を果たしている天体です。
使い方・例文
天体観測では、さそり座のアンタレス付近に双眼鏡を向けると、ぼんやりとした光の塊としてM4を確認できます。
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