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鼈甲眼鏡とは?

べっこうめがね

鼈甲眼鏡とは、タイマイの甲羅(べっ甲)を素材として作られた眼鏡フレームで、独特の色合いと高級感から長く珍重されてきた工芸品です。

鼈甲眼鏡(べっこうめがね)とは、ウミガメの一種であるタイマイの甲羅を加工した「べっ甲」を素材として作られた眼鏡フレームのことです。天然素材ならではの飴色・茶色・黒が入り混じった模様と、肌なじみのよい軽さ・温かみが特徴です。

鼈甲は熱を加えると軟化し、冷えると硬化するという性質を持つため、眼鏡フレームの曲線部分を精密に成形するのに適しています。職人はヤスリや熱を使いながら甲羅を薄く削り出し、丁番(ちょうつがい)などの金属部品と組み合わせて一つの眼鏡フレームに仕上げます。完成品は表面を磨き込んで光沢を出し、独特の深みのある美しさを持ちます。

かつては高級眼鏡フレームの代名詞として富裕層を中心に愛用されましたが、タイマイがワシントン条約によって商業取引を禁止された絶滅危惧種に指定されたことで、天然べっ甲の新規素材は入手不可となっています。現在、市場に流通している本物の鼈甲眼鏡は既存在庫や修理品のみで、非常に希少です。

代替として、アセテートやセルロイドなどの合成素材による「べっ甲柄フレーム」が現在の主流となっており、外見は天然べっ甲に近い柄を再現しています。

使い方・例文

「祖父が使っていた鼈甲眼鏡は年代物の本物で、今では職人に修理を頼みながら大切に使い続けている」のような場面で登場します。

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