麻疹ウイルスとは?
ましんういるす
麻疹ウイルスとは、麻疹(はしか)を引き起こす感染力が非常に強いRNAウイルスで、ワクチンによって予防が可能です。
麻疹ウイルス(Measles morbillivirus)は、パラミクソウイルス科モルビリウイルス属に分類される一本鎖マイナス鎖RNAウイルスです。ヒトのみを自然宿主とし、飛沫感染・接触感染に加えて空気感染も成立するため、感染症のなかでも特に高い感染力を持つウイルスの一つとして知られています。
感染すると10〜12日程度の潜伏期間の後、発熱・鼻水・咳などの前駆症状が現れ、続いて口腔粘膜にコプリック斑(白色小点)が出現します。その後、全身に特徴的な発疹が広がります。合併症として肺炎・中耳炎・脳炎が知られるほか、まれに数年後に亜急性硬化性全脳炎(SSPE)を引き起こすこともあります。
麻疹ウイルスは変異が少なく、有効なワクチン(MRワクチン・MMRワクチン)が開発されています。2回接種により高い免疫が得られ、世界保健機関(WHO)は麻疹の排除を目標に掲げています。日本では定期接種が行われていますが、接種率が低下すると集団発生が起こることがあり、公衆衛生上の監視が続けられています。
使い方・例文
乳幼児の予防接種スケジュールを説明する際や、麻疹の集団発生が報告された際のニュース解説で麻疹ウイルスという言葉が使われます。
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