空気感染とは?
くうきかんせん
空気感染とは、病原体を含む微細な飛沫核が空気中を長時間浮遊し、離れた場所にいる人にも吸入されて感染が成立する感染経路です。
空気感染(くうきかんせん)とは、感染者の呼吸・咳・くしゃみなどによって排出された病原体が、「飛沫核(ひまつかく)」と呼ばれる直径5マイクロメートル以下の非常に小さな粒子に乗って空気中に長時間浮遊し、同じ空間にいる人や換気されていない別の空間にいる人が吸入することで感染が成立する経路です。
飛沫感染との違いが重要です。飛沫感染は比較的大きな飛沫(直径5マイクロメートル以上)が短距離(概ね1〜2メートル以内)に落下して粘膜に付着するのに対し、空気感染は飛沫核が重力に逆らって空気中に長時間漂い、換気が不十分な空間では長距離にわたって伝播します。
空気感染する代表的な感染症には次のものがあります。
- 結核(Mycobacterium tuberculosis)
- 麻疹(はしか)
- 水痘(水ぼうそう)
これらは感染力が非常に強く、免疫のない人が同じ空間に入るだけで感染するリスクがあります。また、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)においても、換気の悪い室内での空気感染(エアロゾル感染)が重要な感染経路であることが明らかになっています。
予防には、適切な換気・N95マスク(医療現場での使用)・陰圧個室への隔離などが有効です。一般的なサージカルマスクは飛沫感染の予防には有効ですが、空気感染の防止には限界があるため、感染症の種類に応じた対策が求められます。
使い方・例文
結核は空気感染するため、患者が使用した部屋に後から入った人でも、換気が不十分であれば感染するリスクがあります。
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