はしかとは?
はしか
はしかとは、麻疹ウイルスによって引き起こされる感染症で、高熱・発疹・コプリック斑を特徴とし、感染力が極めて強いことで知られています。
はしか(麻疹)はパラミクソウイルス科の麻疹ウイルス(Measles virus)が原因となる急性の感染症です。感染経路は飛沫感染・空気感染・接触感染で、ウイルスへの免疫をもたない人が同じ空間にいるだけで感染するほど感染力が高く、基本再生産数(R0)は8〜18とも言われ、感染症のなかでも最高水準です。
潜伏期間は通常10〜12日で、初期症状は38度以上の高熱・咳・鼻水・目の充血で、風邪と似た症状から始まります。発症の数日後には頬の内側に「コプリック斑」と呼ばれる白い斑点が現れ、麻疹の特徴的な所見とされています。その後、顔から体幹・四肢へと広がる赤い発疹が出現します。
合併症として中耳炎・肺炎・脳炎が挙げられ、特に乳幼児や免疫が低下した人では重篤化するリスクがあります。また、感染後まれに数年後に「亜急性硬化性全脳炎(SSPE)」を発症することがあります。
予防にはMMRワクチン(麻疹・おたふく風邪・風疹の混合ワクチン)が有効で、日本では定期接種が推奨されています。2回の接種で高い免疫が得られます。治療法はウイルスを直接排除する薬はなく、対症療法が中心となります。
使い方・例文
「海外渡航前にはしかの抗体検査を受け、免疫がないことがわかったのでワクチンを接種した」のように、感染症予防や渡航医学の話題で使われます。
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