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高度場とは?

こうどば

高度場とは、特定の気圧面(等圧面)の高度を地図上に分布として表したもので、上空の大気の流れを把握するための基本的な気象解析図です。

高度場(こうどば)とは、大気中の一定の気圧面(例えば500hPaや300hPaなど)がどの高さにあるかを地図上の分布として示したものです。等圧面高度場とも呼ばれ、上空の大気の状態を可視化する気象解析の基礎ツールです。

大気は暖かいと膨張して密度が下がるため、同じ気圧面でも暖かい地域では高い位置に、寒冷な地域では低い位置になります。そのため高度場の高低は気温分布を反映しており、高度が高い領域を高圧部(尾根・リッジ)、低い領域を低圧部(谷・トラフ)と呼びます。

高度場の読み方のポイントは以下のとおりです。

  • 上層の風は等高線に沿って吹く(地衡風の近似)ため、高度場の配置から上空の風の方向・強さが推定できる
  • 気圧の谷(トラフ)の前面では上昇気流が生じやすく、降水・悪天候をもたらしやすい
  • 500hPa高度場は対流圏中層の状態を示し、低気圧・高気圧の移動予測に広く使われる
  • 偏西風波動のパターンを読むことで、長期的な天気の変化傾向を把握できる

数値天気予報モデルの出力や気象解析図では、等高線(コンター)として高度場を描くことが一般的です。気象予報士の試験や気象解説でも頻出の概念であり、気象学の基本的な解析ツールとして広く用いられています。

使い方・例文

「500hPa高度場を見ると、日本列島の上空に大きな気圧の谷が進んでおり、来週は広範囲で雨になるとみられる」という形で天気予報の解説で登場します。

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