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飢饉とは?

ききん

飢饉とは、食料が極度に不足して広い地域にわた多数の人々が餓死・栄養失調に陥る深刻な食料危機のことです。

飢饉(ききん)とは、ある地域や国全体において食料が著しく不足し、住民の大部分が生命を維持できないほどの食料危機に陥る状態を指します。単なる食料不足にとどまらず、大量の餓死者や栄養失調による死者が発生することが飢饉の特徴です。

飢饉の発生原因は複合的で、主に以下のものが挙げられます。

  • 異常気象(干ばつ・冷害・洪水・霜害)による農作物の壊滅的な不作
  • 病害虫による大規模な作物被害
  • 戦争や政治的混乱による食料流通の崩壊
  • 経済的貧困や食料分配の不平等

日本の歴史では、江戸時代に三大飢饉と呼ばれる大規模な食料危機が起きました。享保の飢饉(18世紀前半)・天明の飢饉(18世紀後半)・天保の飢饉(19世紀前半)がそれにあたり、特に天明の飢饉では東北地方を中心に数十万人規模の死者が出たとされています。世界的には、19世紀のアイルランドの大飢饉(ジャガイモ飢饉)が著名で、人口の約2割が死亡あるいは移民として流出しました。

現代においても、アフリカや紛争地帯で飢饉は発生しています。国連はFAO(食糧農業機関)やWFP(世界食糧計画)を通じて飢饉の予防・緊急支援に取り組んでいます。飢饉は気候変動・貧困・紛争と密接に結びついており、持続可能な食料安全保障の確立が国際社会の課題となっています。

使い方・例文

「江戸時代の飢饉では、人々は木の根や草を食べてしのいだ」「現代でも紛争地帯では飢饉が繰り返されており、国際的な食料支援が不可欠です」といった形で使われます。

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