電気炉とは?
でんきろ
電気炉とは、電気エネルギーを熱源として金属の溶解・精錬・熱処理などを行う工業用の炉のことです。
電気炉とは、電気エネルギーを熱エネルギーに変換して材料の溶解・加熱・精錬・熱処理を行う工業用設備の総称です。燃料燃焼式の炉と異なり、燃焼ガスによる汚染がなく温度制御が容易な点が特徴です。
電気炉にはいくつかの種類があります。アーク炉は電極と金属の間に発生するアーク放電の熱を利用するもので、主に鉄スクラップを溶かして電炉鋼を製造するために使われます。誘導炉は電磁誘導により材料内部に渦電流を発生させて加熱するもので、合金鋼や非鉄金属の精製に適しています。抵抗炉は電気抵抗体に電流を流して発生する熱を利用するもので、熱処理や焼結に使われます。
製鉄業においてアーク式電気炉は高炉・転炉一貫製鉄法と並ぶ主要な鉄鋼製造ルートであり、スクラップを原料とするため資源リサイクルの観点から注目されています。再生可能エネルギー由来の電力を使えば、CO₂排出量の大幅削減が可能です。
一般的な用途としては、特殊鋼・ステンレス鋼の製造、セラミックスの焼成、半導体製造における拡散炉なども電気炉の一種です。
使い方・例文
鉄スクラップをアーク式電気炉で溶かして電炉鋼を製造する工程は、高炉法に比べてCO₂排出量が少ない製鉄法として知られます。
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