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集団安全保障とは?

しゅうだんあんぜんほしょう

集団安全保障とは、加盟国が互いの安全を保障し合い、いずれかの国への攻撃を全体への攻撃とみなして共同で対処する国際安全保障の仕組みです。

集団安全保障(collective security)とは、一定の国家群が共同の取り決めを結び、加盟国の一国が武力攻撃を受けた場合、他の加盟国全体が連帯して防衛・対処にあたることを約束し合う安全保障の枠組みです。「一国への攻撃は全体への攻撃」という相互保証の論理が核心にあります。

集団安全保障の代表的な実例は国際連合(UN)です。国連憲章第7章は、侵略国に対して国連安全保障理事会が制裁や軍事行動を承認できると規定しています。ただし常任理事国の拒否権により機能が制限されることも多く、理想と現実のギャップが課題とされています。

集団安全保障と似て非なる概念として「集団的自衛権」があります。NATOはその典型例で、加盟国への攻撃に対して同盟国が共同防衛する「集団的自衛」の仕組みです。集団安全保障は敵国を想定しない包括的な枠組みであるのに対し、集団的自衛は特定の同盟に基づく点が異なります。

集団安全保障が有効に機能するためには、参加国間の信頼・利害の一致・強制執行能力が不可欠です。大国間の対立や地域紛争が続くなかで、集団安全保障の実効性をいかに高めるかは、現代国際政治の根本的な課題のひとつです。

使い方・例文

国連安全保障理事会が特定の国の侵略行為を認定し、加盟国による経済制裁や多国籍軍の派遣を承認する決議を採択する場面で登場します。

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