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降海型とは?

こうかいがた

降海型とは、川で生まれた魚が成長の途中で海へ下って育ち、産卵のために再び川へ戻ってくる生活様式のことです。

降海型とは、川で生まれた魚類が幼魚期を経たのち海へ下り、海で成長したのちに産卵のため再び川へ遡上するという生活史のタイプを指す言葉です。同じ種であっても、一生を淡水域で過ごす「陸封型」と、海へ下る「降海型」の両方が存在する場合があり、両者は生活環境の違いによって形態や大きさが異なることが知られています。

代表的な例として、ヤマメとサクラマスの関係が挙げられます。ヤマメは川に留まる陸封型であるのに対し、同じ種のうち海へ下ったものはサクラマスと呼ばれ、海で豊富な餌を得て大きく成長します。同様の現象はアマゴとサツキマス、イワナの一部の個体群などにも見られます。

降海するかどうかは、個体の成長状態やホルモンの働き、生息環境の条件などが複合的に関わって決まると考えられており、同じ河川の個体群の中に両方のタイプが混在することも珍しくありません。

降海型の魚は、河川と海洋という異なる環境を利用することで成長や繁殖の面で有利になる一方、ダムなどによる河川の分断は降海や遡上を妨げる要因となるため、生態系保全の観点からも注目される概念です。

使い方・例文

「このイワナの個体群には降海型と陸封型の両方が確認されている」のように、魚の生活史を説明する際に使われます。

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