長期記憶とは?
ちょうききおく
長期記憶とは、数時間から数十年にわたって比較的安定して保持される記憶のことで、人間の知識・経験・技能の土台となるものです。
長期記憶(long-term memory)とは、情報が長期間にわたって保存される記憶システムのことです。心理学や認知科学では、記憶を保持時間によって「感覚記憶」「短期記憶(ワーキングメモリ)」「長期記憶」に分類しており、長期記憶はその中で最も持続時間が長く、容量にも事実上の上限がないとされています。
長期記憶はさらに以下のように分類されます。
- 陳述記憶(宣言的記憶):言葉で説明できる知識の記憶。「東京の首都はどこか」といった事実を覚える意味記憶と、「昨日の夕食に何を食べたか」のような個人的な出来事を覚えるエピソード記憶に分かれる
- 非陳述記憶(手続き記憶):自転車の乗り方・楽器の演奏など、体で覚える技能の記憶。意識せずとも発揮できる
短期記憶の情報が長期記憶に移行するプロセスを「記憶の固定化(定着)」と呼び、睡眠中の脳活動が重要な役割を担っていることが明らかにされています。また、海馬は長期記憶の形成に関わる脳部位として知られており、海馬が損傷されると新しい記憶が固定されにくくなります。
繰り返しや関連付け、感情との結びつきが記憶の定着を促すとされており、学習や試験勉強における反復練習の重要性もここに根拠があります。
使い方・例文
幼少期に習った九九をいまでも即座に答えられたり、数十年前の旅行の思い出を鮮明に語れたりするのが長期記憶の典型的な例です。
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