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錫器とは?

すずき

錫器とは、錫(すず)を主材料として作られた器物の総称で、抗菌性・保温性・無毒性を持ち、酒器や茶道具として古くから重宝されてきました。

錫器(すずき)とは、金属の錫(Sn・融点約232℃)を主材料として鋳造鍛造・板打ちなどの技法で成形した器物の総称です。酒器・茶道具・花器・食器などに幅広く用いられており日本では大阪・大山崎や香川・高松などが産地として知られています。

錫が器の素材として長く愛用されてきた理由は、その優れた特性にあります。

  • 抗菌・抗酸化性:錫はイオンが溶出することで雑菌の繁殖を抑える作用があるとされ、水や酒の鮮度を保つと古くから信じられてきた
  • 無毒性:鉛との合金(ピューター)が使われた時代もありますが、現代の錫器は純度の高い錫を使用し食品安全性が高い
  • 熱伝導性:金属の中でも比較的熱を伝えやすく、冷酒の器として使うと外側がひんやり感じられる
  • 柔軟性:錫は比較的柔らかく、職人が手で曲げて成形することができる(アジャスタブル錫器)

世界的には英国・北欧でピューター(錫と鉛の合金)製の食器が生活に根付いており、欧州の骨董市でも多く見かけます。日本では江戸時代に錫の猪口(ちょこ)や徳利が広く普及しました。

現代では「能作(のうさく)」(富山県高岡市)をはじめとするメーカーが錫器の現代デザインを積極的に発信し、若い世代にも人気のギフトアイテムとなっています。折り曲げて形を変えられる錫のトレーなどは話題を呼びました。

使い方・例文

冷酒を注いだ錫製の盃がひんやりと汗をかく様子や、花瓶として使われる錫の一輪挿しなど、器としての風合いが語られる場面に登場します。

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最終更新:

同じ読みのことば

「すずき」と同じ読みで、意味のちがうことばです。

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