邪気とは?
じゃき
邪気とは、東洋医学において病気を引き起こす外部または内部からの有害な力を指す概念です。
邪気(じゃき)は、中国伝統医学(中医学)・漢方医学における重要な病因概念で、身体の正常な機能(正気)を乱し、病気を引き起こす存在とされます。正気(体の抵抗力・生命力)と邪気のバランスが崩れたとき、疾病が発生すると考えられます。
邪気は大きく「外邪」と「内邪」に分類されます。
外邪(六淫)は、自然界の気候変動から生まれる6種類の邪です。
- 風邪(ふうじゃ):変化が速く、他の邪と結びつきやすい
- 寒邪(かんじゃ):体を冷やし、凝滞・収縮を起こす
- 暑邪・湿邪・燥邪・火邪(熱邪)
内邪は、感情の過度な乱れ(喜・怒・憂・思・悲・恐・驚)や、飲食の不節制、過労などが内部で邪気化したものを指します。
治療においては、邪気を取り除く「瀉(しゃ)法」と、正気を補う「補(ほ)法」を組み合わせることが基本となります。現代では、細菌・ウイルス・ストレスなど、身体に有害な要因全般を東洋医学的視点で捉えた概念として理解されることもあります。
使い方・例文
漢方の問診で「最近、風邪(ふうじゃ)に侵されて体が冷えている」と説明される場面や、鍼灸師が治療方針を説明する際に「邪気を払う」という表現で登場します。
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