正気とは?
せいき
正気とは、漢方医学において人体に備わる生命力・抵抗力・自然治癒力の総称で、邪気(病因)と対立する概念です。
正気(せいき)とは、漢方医学・東洋医学における重要な概念のひとつで、人体が本来持つ生命エネルギー・抵抗力・自然治癒力・防御能力の総称です。
東洋医学では、健康とは体内の「正気」が十分に保たれ、外部から侵入しようとする「邪気(じゃき)」に打ち勝っている状態と捉えます。病気は「邪気が正気に勝った」あるいは「正気が弱まって邪気を退けられなくなった」結果として生じると考えられています。
正気の構成要素としては以下のものが挙げられます。
- 元気(げんき):先天的に親から受け継いだ根本的な生命エネルギー
- 宗気(そうき):呼吸と飲食から得られる気で、心肺の機能を支える
- 営気(えいき):血脈の中を流れ、臓腑・組織を栄養する気
- 衛気(えいき):体表を守り外邪の侵入を防ぐ防衛の気
治療においては、正気を補い強化すること(補正)と邪気を除くこと(祛邪)のバランスが重視されます。漢方薬の処方では患者の正気の強弱を判断し、体力があれば積極的に邪気を除く治療を、体力が低下していれば補気を優先するという方針が取られます。
使い方・例文
風邪をひきやすい体質の改善には、正気を高める補気の漢方薬が選ばれることがあります。
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