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逆浸透膜とは?

ぎゃくしんとうまく

逆浸透膜とは、圧力かけることでイオンや塩分を含む水から純水を取り出す、極めて高精度なろ過膜のことです。

逆浸透膜(RO膜:Reverse Osmosis Membrane)とは、水分子のみを通し、塩類・ミネラル・農薬・重金属ウイルスなどのほぼすべての溶質を阻止する高精度な半透膜です。海水の淡水化や超純水の製造、飲料水の高度浄化などに使用される重要な技術です。

「逆浸透」という名称は、自然界の浸透現象を「逆転」させることに由来します。通常の浸透では、半透膜を挟んで濃度の低い側から高い側へ水が移動します。逆浸透ではこの方向に逆らうように高圧(海水の場合は50〜80気圧程度)をかけることで、濃い溶液の側から純水側へ水を通過させます。

逆浸透膜の主な用途は以下のとおりです。

  • 海水淡水化:沿岸・島嶼地域や水資源の乏しい国々での飲料水製造
  • 超純水製造:半導体・医薬品製造などの工業用途
  • 飲料水浄化:家庭用RO浄水器・ペットボトル水の製造
  • 廃水再利用:工場排水の再資源化

逆浸透膜は除去率が極めて高い反面、処理に要するエネルギーが大きく、除去された物質を含む「濃縮水」の処理が必要という課題もあります。近年はエネルギー回収装置の技術進歩により、海水淡水化のコストは大幅に低下しており、水資源問題の解決策として世界的に注目されています。

使い方・例文

中東の砂漠地帯に建設された大規模プラントでは、逆浸透膜を用いた海水淡水化によって、一帯の都市に安定した飲料水が供給されている。

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