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車前子とは?

しゃぜんし

車前子(しゃぜんし)とは、オオバコ科の植物の種子を乾燥させた生薬で、利尿・止瀉・視力保護などに用いられます。

車前子(しゃぜんし)は、オオバコ科の植物Plantago asiatica(オオバコ)や近縁種の種子を乾燥させた生薬です。「車前」とは「道端・車の通り道の前」を意味し、踏みつけにも強いオオバコが路傍に自生する様子に由来します。日本でも身近な雑草として知られるオオバコの種子が薬用に利用されています。

主成分はプランタギン・アウクビン・粘液多糖類・フラボノイドなどで、以下の作用が知られています。

  • 利水通淋:余分な水分の排出を促し、排尿困難・頻尿・浮腫みを改善
  • 止瀉:腸内の水分調整により下痢を改善(利水により水様便を正常化)
  • 清肝明目:目の充血・かすみ目・視力低下に対応
  • 去痰止咳:痰を排出しやすくし咳を鎮める

興味深いのは、同じ薬でありながら「利水(水を出す)」と「止瀉(下痢を止める)」の両方に用いられる点で、これは腸内の余分な水分を尿として排出することで軟便・下痢を改善するという独自の機序によります。八味地黄丸・猪苓湯などの処方に配合されるほか、単独でも用いられます。

使い方・例文

車前子は「八味地黄丸」などの泌尿器系漢方薬の成分として登場するほか、健康食品として市販される場合もあり、むくみ改善の文脈で目にすることがあります。

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