超大質量ブラックホールとは?
ちょうだいしつりょうぶらっくほーる
超大質量ブラックホールとは、太陽の数百万倍から数百億倍以上の質量を持つ巨大なブラックホールで、ほとんどの銀河の中心に存在すると考えられています。
超大質量ブラックホール(Supermassive Black Hole、SMBH)とは、太陽質量の数百万倍から数百億倍以上という膨大な質量を持つブラックホールのことです。通常の恒星質量ブラックホール(太陽の数倍〜数十倍程度)や中間質量ブラックホールとは桁違いの大きさを誇り、私たちの天の川銀河を含むほぼすべての大型銀河の中心部に存在するとされています。
天の川銀河の中心には「いて座A*(エー・スター)」と呼ばれる超大質量ブラックホールがあり、その質量は太陽の約400万倍と推定されています。2022年には初めてその実際の姿が電波望遠鏡のネットワーク「イベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)」によって撮影されました。
超大質量ブラックホールがどのようにして形成されたかは宇宙論の大きな謎の一つです。有力な仮説として、以下のものが挙げられます。
- 銀河形成初期に生まれた大質量の種ブラックホールが、ガスの降着と合体を繰り返して成長したとする説
- 銀河同士の合体の際にそれぞれの中心ブラックホールも合体して巨大化するとする説
超大質量ブラックホールが活発にガスを取り込んでいる状態では、クエーサーや活動銀河核として非常に明るく輝きます。また、ブラックホールの質量と周囲の銀河の特性(特にバルジの速度分散)の間に強い相関があることから、銀河の形成・進化と密接に関わっていると考えられています。
使い方・例文
「M87銀河の中心にある超大質量ブラックホールは太陽の約65億倍の質量を持ち、2019年に初めてその影が撮影された」というように、ブラックホール研究の文脈で登場します。
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