貨幣状湿疹とは?
かへいじょうしっしん
貨幣状湿疹とは、硬貨(コイン)のような円形または楕円形の湿疹が体幹・四肢に現れる慢性の皮膚疾患です。
貨幣状湿疹(かへいじょうしっしん)は、直径1〜数センチの硬貨(コイン)を思わせる丸い形の湿疹が、四肢(特に下腿)や体幹に多発する慢性・再発性の皮膚疾患です。「ナンムラー湿疹」とも呼ばれます。乾燥肌が基盤にあることが多く、冬季に悪化しやすい傾向があります。
発症の原因はまだ完全には解明されていませんが、以下の因子が関与すると考えられています。
- 皮膚の乾燥(バリア機能の低下)
- アトピー性皮膚炎などのアレルギー素因
- 細菌(黄色ブドウ球菌など)の二次感染による悪化
- ストレスや疲労
症状は特徴的な形状によって認識されます。初期は小さな丘疹(きゅうしん)や小水疱が集まり、やがてそれらが融合して貨幣状(コイン形)の病変を形成します。病変の境界は比較的はっきりしており、強いかゆみを伴います。慢性化すると皮膚が肥厚し、色素沈着が残ることがあります。
治療にはステロイド外用薬が第一選択で、皮膚のバリア機能を補うための保湿剤の併用が重要です。細菌感染が疑われる場合は抗生物質の内服や外用を行います。再発を防ぐために入浴後の保湿ケアを習慣化し、皮膚の乾燥を避けることが長期管理の基本となります。
使い方・例文
「すねにコインのような形の赤い湿疹が複数できて、強くかゆい」という場合、貨幣状湿疹が疑われます。皮膚科での診断・外用薬治療とともに、日々の保湿ケアが再発予防のポイントです。
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