西陣織とは?
にしじんおり
西陣織とは、京都の西陣地区で生産される高級絹織物の総称で、絢爛な文様と精緻な織りが特徴の伝統工芸品です。
西陣織(にしじんおり)は、京都市上京区・北区一帯の「西陣」と呼ばれる地域を産地とする絹織物の総称です。その名は応仁の乱(15世紀後半)の際に、西軍が陣を置いたことに由来するとされています。乱後に各地へ離散した織物職人が帰京し、この地で技術を結集したことが産業の礎となりました。
西陣織の特徴は、先染めした糸を使って文様を織り出す「先染め紋織物」である点です。主な技法には次のものがあります。
- 綴織(つづれおり)— 経糸を隠すように緯糸で絵を描く技法
- 錦織(にしきおり)— 多色の絹糸で複雑な文様を表現する高級技法
- 緞子(どんす)— 光沢のある繻子地に同色で文様を浮かせる技法
- 金襴(きんらん)— 金糸・銀糸を使い豪華な文様を織り込む技法
製品は帯(丸帯・袋帯)が代表格ですが、着物地・能装束・法衣・緞帳・インテリアファブリックなど幅広い用途があります。工程は図案設計・紋彫り・糸染め・整経・機織りなど多くの分業工程で成り立っており、一本の帯が完成するまでに多くの職人の手を経ます。
西陣織は国の伝統的工芸品に指定されており、現代ではファッションブランドとのコラボレーションや壁装材への応用など新たな需要開拓も進んでいます。
使い方・例文
成人式や結婚式で着用する振袖に合わせる袋帯として西陣織が選ばれることが多く、呉服店で実物を手に取りながら帯を選ぶ場面でよく登場します。
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