紋織とは?
もんおり
紋織とは、織りの段階で模様(紋様)を生地に組み込む技法で、刺繍やプリントとは異なり立体的な文様が表現できる高度な織物です。
紋織(もんおり)とは、染めや刺繍ではなく、経糸と緯糸の組み合わせを制御することで布地に模様を織り出す技法、またはその技法で作られた織物の総称です。「紋」とは模様・文様を意味し、織物組織の変化によって図柄を表現します。
紋織の代表的な技法として、ジャカード機を使った「ジャカード織」があります。19世紀初頭にフランスのジョセフ・マリー・ジャカールが発明した穿孔カード制御の機械は、複雑な模様を正確に繰り返し織り出すことを可能にし、現代のコンピュータ制御織機へと発展しました。日本の西陣織もジャカード技術を取り入れた紋織の代表格です。
紋織の種類には次のようなものがあります。
- 緞子(どんす):経緯の繻子組織を組み合わせた光沢ある紋織
- 錦(にしき):多色の緯糸を使った豪華な紋織
- 綴織(つづれおり):緯糸で絵画的な表現をする紋織
- ダマスク:単色で凹凸模様を表す紋織(テーブルクロス等に多用)
紋織は平織や綾織と比べて製造に高度な技術と時間を要するため、格調高い衣料品や工芸品に使われることが多いです。着物・帯・タペストリー・礼服の生地のほか、高級インテリアテキスタイルとしても広く活用されています。
使い方・例文
着物の帯や西陣織の袋帯には紋織が多く用いられており、花や鳳凰などの模様が立体感を持って表現されています。インテリアでは紋織のカーテン生地やクッションカバーとして登場します。
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