刺繍とは?
ししゅう
刺繍とは、針と糸を使って布地に絵柄や文字などの模様を縫い表す装飾技法で、世界各地に古くから伝わる手工芸です。
刺繍(ししゅう)とは、針に通した糸で布・革・紙などの素材に模様や図案を縫い付ける装飾技法の総称です。英語では「embroidery(エンブロイダリー)」と呼ばれます。素材・技法・産地によって多様なスタイルがあり、衣服の装飾から室内装飾品まで幅広く用いられてきました。
刺繍の歴史は非常に古く、中国・エジプト・ペルシャなど古代文明の遺品にも刺繍の痕跡が確認されています。日本には中国や朝鮮を経由して仏教の伝来とともに伝わったとされ、仏像の袈裟や幡(ばん)に施された精緻な刺繍は飛鳥時代にさかのぼります。
主な技法には次のものがあります。
- サテンステッチ:糸を平行に並べて面を埋める技法。滑らかな光沢が特徴
- チェーンステッチ:鎖状に連なるループで線を描く技法
- クロスステッチ:糸をバツ印に交差させてドット状に模様を作る技法
- フランス刺繍:立体的な表現が得意な西洋式の多彩な技法の総称
- 日本刺繍:絹糸と絹地を用い、細かい割り付けで精緻な模様を表現する
現代では手芸としての刺繍が趣味として広く普及する一方、ファッション業界では高級ブランドがドレスやバッグに手刺繍を施すことで付加価値を高めています。また、コンピューター刺繍機による工業生産も広く行われており、伝統と技術革新が共存する分野です。
使い方・例文
振袖の袖口に鶴や松の手刺繍が施されている場合や、ジーンズのバックポケットにブランドロゴが刺繍されている場合に、この技法が用いられています。
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