緯糸とは?
よこいと
緯糸とは、織物を作る際に布の横方向に通す糸のことで、縦方向に張られた経糸と交差することで布地が形成されます。
緯糸(よこいと)とは、織物の製造において、縦方向にあらかじめ張り渡された経糸(たていと)の間を横方向に通していく糸のことです。経糸と緯糸が規則的に交差することで、布の組織(テクスチャー)が生まれます。
機織りでは、緯糸はシャトル(杼・ひ)と呼ばれる道具に巻き付けられ、開口した経糸の間を左右に通して打ち込まれます。緯糸を通すたびに「筬(おさ)」で打ち込んで密度を整えることで、均一な布面が形成されます。現代の自動織機では高速のジェット(空気・水)やグリッパーを使って緯糸を飛ばす方式も広く普及しています。
緯糸の素材・太さ・打ち込み密度によって、布の風合い・強度・模様が大きく変わります。代表的な組織には、経緯が一本ずつ交差する「平織り」、二本以上をまとめて交差させる「綾織り」、長く糸を浮かせて光沢を出す「朱子織り(サテン)」などがあります。また、緯糸に色の異なる糸を用いることで横縞や模様を表現でき、ジャカード織りでは複雑な絵柄も実現されます。
緯糸は経糸と対をなす存在であり、両者のバランスが布の品質を決定する重要な要素です。
使い方・例文
手織りの授業や機織り体験で、横方向にシャトルを通す作業として登場するほか、布の組織や模様を説明する文脈でよく使われます。
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