表面粗さ計とは?
ひょうめんあらさけい
表面粗さ計とは、金属などの加工面の微細な凹凸(粗さ)を定量的に測定する計測器で、製品品質管理や加工条件の評価に使われます。
表面粗さ計(surface roughness tester)は、加工・研磨・研削された部品の表面に残るミクロンオーダーの凹凸を測定し、数値化する計測機器です。表面の粗さは摩耗・摩擦・シール性・疲労強度・接触抵抗など多くの性能に直接影響するため、製造品質管理において重要な検査項目です。
測定原理には大きく2種類あります。
- 接触式(触針式):ダイヤモンドの針(触針)を測定面に当てて走査し、針の上下変位を電気信号に変換して粗さを算出する。最も一般的な方式
- 非接触式:レーザーや白色光の干渉を利用して粗さを測定する。精密光学部品や軟質材料の測定に向く
表面粗さの主なパラメーターには以下があります。
- Ra(算術平均粗さ):最も広く使われる基本パラメーター。凹凸の平均的な高さを表す
- Rz(最大高さ粗さ):最大の山と谷の高さの差
- Rq(二乗平均粗さ):Raの二乗平均版。統計的分析に使われる
測定結果はJIS B 0601などの規格に基づいて評価され、図面には「Ra 1.6」などの形で粗さ指定が記されます。工場での現場測定には携帯型のポータブル表面粗さ計、研究室での精密評価には据え置き型が用いられます。切削・研磨・ホーニング・研削などの加工条件を最適化するうえで欠かせないデータを提供します。
使い方・例文
エンジンのシリンダーボアをホーニング加工した後、表面粗さ計でRa値を測定し、オイル保持と摩耗のバランスが取れた適切な粗さに仕上がっているか確認します。
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