蛙とは?
かわず
蛙(かえる)とは、カエル目に属する両生類の総称で、日本の詩歌や文化に古くから登場する身近な生き物です。
蛙(かえる)は、脊椎動物の両生綱カエル目(無尾目)に分類される生き物の総称です。世界には6,000種以上が存在し、南極大陸を除くほぼすべての地域に生息しています。日本にもニホンアマガエル・トノサマガエル・ウシガエルなど数十種が確認されています。
蛙は卵から孵化するとオタマジャクシとなり、やがて四肢を持つ成体へと変態する独特の生活史をたどります。皮膚呼吸と肺呼吸を併用し、多くの種は湿った環境を好みます。春から夏にかけて鳴き声が盛んになり、農村では田んぼで大合唱する光景が親しまれてきました。
日本文化における蛙の存在は特に大きく、俳句では春の季語として欠かせません。松尾芭蕉の「古池や蛙飛びこむ水の音」は、日本文学史上もっとも著名な俳句のひとつとされています。また、「帰る」との語呂合わせから縁起物とされ、旅の安全や金運の象徴としても用いられています。民話や絵本にも頻繁に登場し、日本人にとって非常に身近な生き物です。
生態系においては、害虫を捕食する益虫として農業上の価値も高く、環境指標生物としても重要です。近年は農薬や生息地の減少によって個体数が減った種も多く、保全が課題となっています。
使い方・例文
俳句の季語として「蛙」を詠む場合、春の野や田んぼのイメージとともに用いられます。日常会話では「蛙の子は蛙」(親に似た子が生まれる)という諺でもよく知られています。
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