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虚数とは?

きょすう

虚数とは、二乗すると負の数になる数のことで、実数だけでは解けない方程式を扱うために導入された数学上の概念です。

虚数とは、二乗すると負の数になる数のことです。通常の実数では、どんな数を二乗しても0以上の値にしかなりません。しかし数学では「二乗すると-1になる数」として虚数単位 i(アイ)を定義し、これを基礎として虚数の体系が構築されています。

虚数単位 i を用いると、たとえば√(-4) は 2i と表すことができます。実数と虚数を組み合わせた「a + bi」(a・b は実数)の形の数を複素数と呼び、虚数はその一部として位置づけられます。虚数は「現実には存在しない」と思われがちですが、物理学や工学の多くの分野で不可欠な概念です。

虚数が活躍する主な場面は以下の通りです。

  • 電気回路の交流解析(インピーダンスの計算)
  • 量子力学における波動関数の記述
  • 信号処理やフーリエ変換
  • 航空・宇宙工学の制御理論

歴史的には16世紀ごろのイタリアの数学者たちが3次方程式の解法を研究する中で虚数の概念を必要とし始めました。当初は「あり得ない数」として否定的に扱われましたが、後の時代に厳密な理論が整備され、現代科学を支える重要な道具として定着しました。

使い方・例文

たとえば「x² + 1 = 0」という方程式の解は実数の範囲では存在しませんが、虚数を使うと x = i または x = -i と表せます。

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