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薬物耐性とは?

やくぶつたいせい

薬物耐性とは、繰り返しの薬剤使用によって薬の効果が低下し、より多くの量を必要とするようになる現象のことです。

薬物耐性(やくぶつたいせい)とは、薬剤を繰り返し使用することで、生体(細胞微生物がん細胞など)が薬の効果に対して抵抗性を獲得し、同じ用量では以前と同様の効果が得られなくなる状態のことをいいます。

薬物耐性が生じる主なメカニズムは以下のとおりです。

  • 受容体のダウンレギュレーション・感受性低下:薬の標的受容体が減少・脱感作する(オピオイド鎮痛薬など)。
  • 薬物排出ポンプの獲得:細菌やがん細胞が薬剤を細胞外に排出するポンプを増やす(多剤耐性菌・多剤耐性がん)。
  • 薬剤分解酵素の産生:細菌がβラクタマーゼなどの酵素を産生してペニシリン系抗菌薬を分解する。
  • 標的分子の変異:薬剤の結合部位が変異して薬が結合しにくくなる。

耐性の問題は抗菌薬・抗がん薬・抗ウイルス薬など多くの領域で深刻です。特に多剤耐性菌(MRSA・多剤耐性結核菌など)は世界的な公衆衛生上の課題となっており、抗菌薬の適切使用・新薬開発が求められています。依存性薬物(オピオイドなど)では耐性によって用量が増加し、乱用・過剰摂取のリスクが高まります。

使い方・例文

抗菌薬を不適切に使い続けることで細菌が薬物耐性を獲得し、同じ薬剤では感染症を治療できなくなるケースが臨床で問題となっています。

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