薬物相互作用とは?
やくぶつそうごさよう
薬物相互作用とは、複数の薬を同時に使用した際に互いの効果や毒性に影響を及ぼす現象のことです。
薬物相互作用(やくぶつそうごさよう)とは、2種類以上の薬剤を同時または近い時期に使用した場合に、一方の薬が他方の薬の効果・体内動態・副作用を変化させる現象のことです。薬同士だけでなく、薬と食品(グレープフルーツなど)や薬と病態の組み合わせによっても生じます。
- 薬力学的相互作用:同じ受容体や標的に作用する薬が重なることで、効果が増強(相加・相乗)または減弱する。例:複数の鎮静薬を併用して過度の眠気が生じる。
- 薬物動態学的相互作用:吸収・分布・代謝・排泄(ADME)のいずれかの段階で一方が他方に影響する。特に肝臓のCYP酵素(シトクロムP450)を介した代謝阻害・誘導が臨床上重要。
代表的な例として、抗凝固薬ワルファリンは多くの薬や食品と相互作用を起こし、出血リスクが高まることがあります。グレープフルーツはCYP3A4を阻害し、一部の降圧薬・免疫抑制薬の血中濃度を上昇させます。医療現場では処方前の薬歴確認・相互作用チェックが患者安全の観点から不可欠です。
使い方・例文
ワルファリンを服用中の患者が解熱鎮痛薬のアスピリンを追加服用すると、出血傾向が増強する薬物相互作用が生じる恐れがあります。
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