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薬剤性肺炎とは?

やくざいせいはいえん

薬剤性肺炎とは、医薬品の服用によって肺に炎症が起こる疾患で、抗がん剤・抗菌薬・漢方薬など多くの薬が原因となりえます。

薬剤性肺炎(やくざいせいはいえん)は、特定の医薬品や薬剤を投与した結果として肺組織に炎症が生じる疾患です。アレルギー反応、直接的な細胞毒性、酸化ストレスなど複数の機序が関与します。

原因となりうる薬剤は非常に多く、以下のようなカテゴリが代表的です。

  • 抗がん剤(ゲフィチニブ・ニボルマブなどの分子標的薬・免疫チェックポイント阻害薬)
  • 抗菌薬(ニトロフラントインなど)
  • 抗不整脈薬(アミオダロンなど)
  • 漢方薬・サプリメント(小柴胡湯など)
  • 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)

症状は発熱、乾性咳嗽、息切れ・呼吸困難が主体で、服薬開始後数日〜数か月以内に出現することが多いです。血液検査ではKL-6・SP-Dなどの肺線維化マーカー上昇、画像では両側性のすりガラス陰影や浸潤影が特徴的です。

診断は、原因薬剤の特定と他の疾患の除外(感染性肺炎・間質性肺炎など)が重要で、DLST(薬剤リンパ球刺激試験)が補助的に用いられます。治療の基本は原因薬剤の中止で、重症例にはステロイドが使用されます。薬剤を複数服用している患者で呼吸症状が出た際は薬剤性肺炎を念頭に置く必要があります。

使い方・例文

「肺がん治療中に突然の発熱と息苦しさが出現し、使用していた分子標的薬による薬剤性肺炎と診断されて投薬が中止された」という場面で使われます。

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