苧麻とは?
ちょま
苧麻とは、イラクサ科の多年草で、茎の繊維が上質な植物性天然繊維として古くから織物に使われてきた植物です。
苧麻(ちょま・からむし)は、イラクサ科カラムシ属の多年草植物(学名:Boehmeria nivea)で、茎の内皮から採取できる繊維を指すこともあります。東アジアや東南アジアが原産で、日本・中国・韓国・インドなどで古くから栽培されてきた植物性天然繊維の一種です。英語では「ラミー(Ramie)」と呼ばれます。
苧麻繊維の特徴は次のとおりです。
- 高い引張強度 — 植物繊維の中でも特に強く、綿の約8倍ともいわれる
- 吸湿・速乾性 — 汗を素早く吸収・放散するため夏の衣料に適する
- 光沢と白さ — 絹に似た自然な光沢があり、白さが際立つ
- 抗菌性 — 細菌の繁殖を抑える性質がある
日本では「カラムシ」とも呼ばれ、縄文時代から繊維として活用されていたことが知られています。奈良・越後(新潟)の「越後上布」や福島県昭和村の「からむし織」など、日本各地の伝統織物の原材料として重要な位置を占めてきました。現代では麻ブレンド素材のシャツや夏用の衣料品に使われるほか、産業用途として紙・複合材料にも用いられています。
使い方・例文
夏用の着物や浴衣の生地に使われることがあり、「麻の着物」として販売されているものの中に苧麻(ラミー)素材が含まれていることがあります。
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