色素性母斑とは?
しきそせいぼはん
色素性母斑とは、いわゆる「ほくろ」のことで、メラニン色素を持つ母斑細胞が皮膚に集まって生じる良性の色素性病変です。
色素性母斑(しきそせいぼはん、英: melanocytic nevus)とは、メラノサイト(メラニン色素産生細胞)が変化した「母斑細胞(ぼはんさいぼう)」が皮膚の特定部位に集簇(しゅうぞく)して生じる良性の色素性腫瘍で、一般的に「ほくろ」と呼ばれているものです。
色素性母斑は母斑細胞が存在する皮膚の深さによって分類されます。
- 接合部母斑:表皮と真皮の境界(表皮基底層)に母斑細胞が集まる。平坦で濃い褐色。
- 複合母斑:接合部と真皮内の両方に母斑細胞が存在する。やや隆起した形態。
- 内皮内母斑:真皮内のみに母斑細胞がある。半球状に隆起し、色が薄くなることもある。
多くの色素性母斑は良性で経過を観察するだけでよいですが、一部は悪性黒色腫(メラノーマ)との鑑別が必要となります。注意すべき変化の目安として「ABCDE基準」があります。
- A(Asymmetry):形が非対称
- B(Border):辺縁が不規則
- C(Color):色が不均一
- D(Diameter):直径6mm以上
- E(Evolution):急激な変化がある
治療が必要な場合や美容的に除去を希望する場合は、外科的切除・炭酸ガスレーザー・Qスイッチレーザーなどが選択されます。悪性が疑われる場合は生検による病理組織検査が行われます。
使い方・例文
皮膚科受診時に「ほくろ」の医学的正式名称として登場します。「背中の色素性母斑が急に大きくなったため、皮膚科で切除して病理検査を受けた」のように使います。
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