舌痛症とは?
ぜつつうしょう
舌痛症とは、舌に明らかな異常が見られないにもかかわらず、灼熱感や痛みが持続する慢性的な口腔の症状で、中年以降の女性に多く見られます。
舌痛症(ぜっつうしょう、英:burning mouth syndrome、BMS)は、舌や口腔粘膜に炎症・潰瘍・腫瘍などの器質的な異常が認められないにもかかわらず、灼熱感・ヒリヒリ感・ピリピリ感・痛みが慢性的に続く病態です。口腔顔面痛の一種に分類されています。
発症のメカニズムは完全には解明されていませんが、末梢神経または中枢神経系の機能異常(神経障害性疼痛)が関与すると考えられています。また、閉経後のホルモン変動、鉄・亜鉛・ビタミンB群の欠乏、糖尿病、唾液分泌低下、心理社会的要因(不安・うつ)なども発症・悪化に関係するとされます。診断は除外診断が基本で、他の口腔疾患・全身疾患・薬物副作用を丁寧に除外してから舌痛症と判断します。治療には、クロナゼパムなどの薬物療法、認知行動療法、ビタミン補充などが用いられますが、確立した根治療法はなく、症状の緩和と生活の質向上が主な目標となります。
使い方・例文
舌に傷や炎症がないのにヒリヒリした痛みが数週間以上続く場合、歯科口腔外科や口腔内科で舌痛症の可能性を調べてもらうことが勧められます。
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