腸骨動脈とは?
ちょうこつどうみゃく
腸骨動脈とは、腹部大動脈から分岐し、骨盤・下肢に血液を送る主要な動脈で、総腸骨動脈・内腸骨動脈・外腸骨動脈に分かれます。
腸骨動脈(ちょうこつどうみゃく)とは、腹部大動脈が第4腰椎の高さで左右に分岐してできる一対の動脈のことです。正式には「総腸骨動脈(そうちょうこつどうみゃく)」と呼ばれ、ここからさらに二つの分枝に分かれます。
腸骨動脈の構造は次のとおりです。
- 総腸骨動脈:腹部大動脈の末端から左右に分岐する根幹の血管
- 内腸骨動脈(腸骨内動脈):骨盤内臓器(膀胱・直腸・子宮・前立腺など)や臀部の筋肉に血液を供給する
- 外腸骨動脈(腸骨外動脈):鼠径靭帯の下を通り大腿動脈に続き、下肢全体に血液を届ける
腸骨動脈は下半身全体への血流に関わる重要な血管であり、動脈硬化による狭窄や閉塞が起きると下肢の血流障害(間欠性跛行・安静時疼痛)を引き起こします。これを「腸骨動脈狭窄症」または「末梢動脈疾患(PAD)」と呼びます。治療にはカテーテルによるバルーン拡張・ステント留置、または外科的バイパス手術が行われます。
また、腸骨動脈は外科手術(大腸手術・骨盤内手術など)の際に損傷リスクがある血管としても知られており、外科医・放射線科医が解剖学的位置を正確に把握する必要があります。
使い方・例文
腸骨動脈は血管外科や循環器内科の診療で取り上げられ、下肢の痛みや冷感を訴える患者の検査・治療において重要な評価対象となります。
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