大動脈とは?
だいどうみゃく
大動脈とは、心臓の左心室から出発して全身に血液を送り出す、人体で最も太い動脈です。
大動脈(だいどうみゃく、Aorta)は、心臓の左心室から直接出て全身へ酸素を含んだ血液を供給する、人体最大の動脈です。成人では直径が約2.5〜3.5cmに達し、心臓が収縮するたびに強い圧力で血液を送り出す主幹動脈です。
大動脈は走行に沿っていくつかの部位に分類されます。
- 上行大動脈:心臓から上に向かう部分。左右の冠状動脈が分岐する
- 大動脈弓:弓状に湾曲し、腕頭動脈・左総頚動脈・左鎖骨下動脈が分岐して頭部・腕に血液を供給
- 下行大動脈(胸部大動脈):胸腔内を下行し、肋間動脈などが分岐
- 腹部大動脈:横隔膜を通過して腹腔内を走り、腎動脈・腸間膜動脈などを分岐した後、左右の腸骨動脈に分かれて下肢へ
大動脈に関連する重要な疾患として「大動脈瘤」と「大動脈解離」があります。大動脈瘤は壁が膨らんで破裂リスクが高まる状態、大動脈解離は壁の内層が裂けて血液が侵入する生命に関わる緊急疾患です。高血圧・動脈硬化・遺伝的要因が発症に深く関与します。
使い方・例文
循環器系の解説や心血管疾患の説明で登場します。「大動脈解離は突然の激しい胸背部痛が特徴で、速やかに緊急手術が必要な重篤な疾患です」のように使われます。
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