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腋窩リンパ節とは?

えきかりんぱせつ

脇の下(腋窩)に集まるリンパ節の総称で、乳がん検査や免疫応答において重要な部位です。

腋窩リンパ節(えきかリンパせつ)とは、脇の下(腋窩)に存在するリンパ節の集まりを指します。成人では通常20〜40個程度のリンパ節が存在し、上肢・乳腺・胸壁などから流れ込むリンパ液を集め、感染や異物に対する免疫応答を担っています。

解剖学的には、腋窩リンパ節は流入部位や位置に応じていくつかの群に分類されます。

  • 前群(胸筋群):乳腺からのリンパを主に受け取る
  • 後群(肩甲下群):背部・上腕後面からのリンパを受け取る
  • 外側群:上肢からのリンパを受け取る
  • 中央群・尖群:最終的に鎖骨下リンパ節へ流出する

腋窩リンパ節が医療上で特に注目されるのは、乳がんの診断・治療においてです。乳がん細胞は早期にリンパ管を通じて腋窩リンパ節へ転移しやすいため、リンパ節の腫れや転移の有無が病期(ステージ)の決定に直結します。センチネルリンパ節生検では、最初にがん細胞が到達するリンパ節を特定し、転移の有無を調べます。

感染症(風邪・インフルエンザなど)の際にも一時的に腫れることがあり、これは免疫反応の結果です。痛みを伴う急性の腫れは感染、痛みのない硬い腫れは悪性疾患を疑う目安となります。

使い方・例文

乳がんの術前検査では、腋窩リンパ節への転移の有無を画像検査や生検で確認し、手術範囲や治療方針を決定するうえで重要な情報とします。

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