耳抜きとは?
みみぬき
耳抜きとは、水中や飛行機内などで気圧差によって生じる耳の痛みや詰まりを解消するために中耳の圧力を調整する動作のことです。
耳抜きとは、外耳道と中耳腔の間に生じる気圧差を解消し、耳の痛みや詰まりを緩和する操作の総称です。スキューバダイビングや素潜り(フリーダイビング)では必須技術であり、飛行機の離着陸時にも自然に行う動作です。
耳の奥にある中耳は耳管(エウスタキオ管)を通じて咽頭(のど)とつながっています。水中で深く潜ると水圧が高まり、外耳道側の圧力が上昇する一方、中耳の圧力がそれに追いつかないと鼓膜が内側に押され、強い痛みや聴力の低下が生じます。耳抜きはこの圧力差を解消するために中耳側の圧力を積極的に高める動作です。
代表的な耳抜きの方法には以下のものがあります。
- バルサルバ法:鼻をつまんで口を閉じ、鼻から息を吹き込もうとする。最も一般的な方法。
- フレンツェル法:鼻をつまんだまま舌の根元を上に動かして咽頭圧を高める。ダイビング上級者が使う技法。
- 顎を動かす・あくびをする:耳管を物理的に開かせる自然な動作。
耳抜きができていない状態で潜り続けると「スクイーズ(中耳気圧外傷)」と呼ばれる損傷を引き起こす危険があります。ダイビングでは浅い水深から小まめに行い、痛みを感じたら無理に深度を上げないことが安全の基本です。
使い方・例文
スキューバダイビングで水深5mほどに達したとき、耳に詰まりを感じたら鼻をつまんで鼻から軽く息を送り込む耳抜きを行い、鼓膜の圧力を均等にしてから潜行を続けます。
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