組織化大豆タンパクとは?
そしきかだいずたんぱく
組織化大豆タンパクとは、大豆タンパクを高温高圧で押し出し加工して肉に似た繊維状・スポンジ状の食感に整えた植物性タンパク素材のことです。
組織化大豆タンパク(Textured Soy Protein、TSP)とは、脱脂大豆や大豆濃縮・分離タンパクを原料として、押し出し成形機(エクストルーダー)で高温・高圧・高剪断力をかけながら成形することで、肉に似た繊維状・多孔質構造を持たせた植物性タンパク食品素材です。「大豆ミート」「テクスチャード・ソイ・プロテイン」とも呼ばれます。
製造工程では、大豆タンパクに水や結着剤を加えてエクストルーダーに投入し、ダイ(出口の口金)から押し出した際の急激な圧力解放(フラッシュ)によってタンパク質が膨張・配向し、繊維状の組織が形成されます。この構造が肉のような咀嚼感(食感)を生み出します。
組織化大豆タンパクの主な利用場面や特徴は以下のとおりです。
- ハンバーグ・ミートソース・餃子の具などの「かさ増し」・コスト削減
- 植物性食品・ベジタリアン向けの肉代替食品
- 学校給食・病院食など価格と栄養を重視する食材として
- 高タンパク・低脂肪・無コレステロールという栄養プロファイル
近年は環境負荷軽減・サステナビリティの観点から大豆ミートへの関心が高まっており、組織化大豆タンパクは代替タンパク市場の中核技術として位置づけられています。水で戻して使うタイプやレトルト状のものなど、様々な形態で市販されています。
使い方・例文
スーパーの食品売り場で「大豆ミート使用」と表示されたハンバーグやそぼろ商品の主原料として使われており、ベジタリアン料理や環境配慮食品を探す場面で登場します。
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