種分化とは?
しゅぶんか
種分化とは、ひとつの生物集団が時間をかけて分かれ、互いに交配できない別々の種へと変化していく進化のプロセスのことです。
種分化(しゅぶんか、英: speciation)とは、もともと同じ種に属していた生物集団が、地理的・遺伝的・生態的な要因によって互いに交配できなくなり、別個の種へと分岐していく進化の過程を指します。生物の多様性が生まれる根本的なメカニズムのひとつです。
主な種分化の様式には以下があります。
- 異所的種分化:山脈・海峡・砂漠など地理的障壁によって集団が分断され、それぞれが独立して進化するパターン(最も一般的)
- 同所的種分化:地理的な分断がなくても、食性・繁殖時期・生息微環境の違いが生じることで同じ地域内で種が分かれるパターン
- 側所的種分化:隣接した地域に分布する集団の間で交流が減り、徐々に生殖隔離が進むパターン
種分化の完成には、生殖隔離(reproductive isolation)が成立することが重要です。交配しても子が生まれない、またはできた子が不妊である状態になると、遺伝的な独立が確立されます。ガラパゴス諸島のフィンチが島ごとに異なる種に分化した例は、ダーウィンが自然選択説を着想した有名な事例です。
使い方・例文
「島ごとに隔離された集団が長い年月をかけて種分化し、固有種が生まれた」のように、生物の進化や生態系の多様性を説明する場面で使われます。
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