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福木色とは?

ふくぎいろ

福木色とは、沖縄を中心に自生する福木(フクギ)の木から得られる鮮やかな黄色の染料色で、琉球染色の伝統色の一つです。

福木色(ふくぎいろ)は、沖縄・南西諸島に自生するフクギ(福木、学名:Garcinia subelliptica)の樹皮や幹から抽出した染料によって染められた色を指します。明るく鮮やかな黄色特徴的で、琉球染色(びんがた・芭蕉布など)における代表的な植物染料色の一つです。

フクギはオトギリソウ科の常緑高木で、沖縄の集落の防風林・防潮林として古くから植えられてきた樹木でもあります。その樹皮や心材には黄色の色素(フクギノンなどのキサントン類)が豊富に含まれており、煮出して染料液を作り、ミョウバンなどで媒染して布を染めます。

琉球王朝時代から継承されてきた草木染めの技法では、フクギ・テカチ・ヤマモモなど地域固有の植物が染料として活用されていました。福木色の鮮やかな黄色はびんがた(琉球紅型)の地染めや、草木染め工芸の下染め・重ね染めに用いられ、南国らしい明るい色彩をつくり出します。

現代でも沖縄の伝統工芸・染色体験の場で受け継がれており、観光・文化振興の文脈でも取り上げられる色名です。

使い方・例文

沖縄の伝統染色体験や紅型工房で、フクギを使った草木染めが行われます。鮮やかな黄色の染め上がりが「福木色」と呼ばれ、琉球の伝統工芸を代表する色の一つです。

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