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芭蕉とは?

ばしょう

芭蕉とは、江戸時代前期に俳諧を芸術的な文学として確立した日本を代表する俳人・松尾芭蕉のことです。

松尾芭蕉(1644〜1694)は、江戸時代前期を生きた日本最高峰の俳人で、それまで滑稽や言葉遊びを主体としていた俳諧を、自然・無常孤独などをテーマにした深い文学的表現へと昇華させた人物です。「俳聖」と称されることもあります。

伊賀国(現在の三重県伊賀市)の生まれで、若くして俳諧の道に入り江戸に移住。1680年ごろから深川に芭蕉庵を構え、門人とともに「蕉風」と呼ばれる独自の俳諧スタイルを確立していきました。蕉風の核心にある概念が「わび」「さび」「しおり」「かるみ」などで、日常の自然な感覚や枯淡の美を短い句に凝縮することを追求しました。

芭蕉を語るうえで欠かせない業績が、各地への旅と紀行文です。

  • 「おくのほそ道」:1689年に行った東北・北陸への旅をまとめた最高傑作。「夏草や兵どもが夢の跡」など名句が多数収録。
  • 「野ざらし紀行」「笈の小文」:各地への旅をつづった紀行文

代表句「古池や蛙飛び込む水の音」は、俳諧史上最も有名な句の一つとして世界的にも知られています。芭蕉の影響は与謝蕪村・小林一茶ら後世の俳人に受け継がれ、現代俳句にいたるまでその精神は生き続けています。

使い方・例文

「古池や蛙飛び込む水の音」という句は松尾芭蕉の代表作として学校の教科書に掲載されており、俳句という文学形式そのものを学ぶ入口として芭蕉の名は必ず登場します。

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