神経症傾向とは?
しんけいしょうけいこう
神経症傾向とは、不安・怒り・憂うつなどの否定的な感情を経験しやすい個人差の特性で、ビッグファイブ人格特性の一つです。
神経症傾向(Neuroticism)とは、心理学のパーソナリティ理論「ビッグファイブ(五大特性)」の一因子で、情動的な不安定さや否定的な感情への反応しやすさを表す特性です。「感情不安定性」「情緒不安定性」と呼ばれることもあります。
神経症傾向が高い人は、日常の出来事に対して強い不安・憂うつ・怒り・羞恥心・嫉妬などを感じやすく、ストレスへの対処が困難になる傾向があります。感情の波が激しく、ネガティブな出来事の影響を引きずりやすいという特徴も見られます。
神経症傾向と関連するとされる側面には以下があります。
- 不安障害・うつ病などのリスクとの統計的な関連
- ストレス状況での感情的反応の強さ
- 自己批判・反芻思考のしやすさ
- 対人関係での敏感さや傷つきやすさ
一方で、神経症傾向が高いことは必ずしも「悪い」わけではなく、細部への注意力や共感能力の高さにつながる場合もあります。また、神経症傾向は成長・環境・心理療法によってある程度変化する可能性があることも研究で示されています。
反対特性である「情緒安定性」が高い人は、ストレス下でも冷静を保ちやすく、感情のコントロールが得意とされます。
使い方・例文
同じミスをしても、ひどく落ち込んでなかなか立ち直れない人と、すぐ気持ちを切り替えられる人との差の一部には、神経症傾向の個人差が関わっています。
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