礫岩とは?
れきがん
礫岩とは、2mm以上の礫(小石・砂利)が砂や泥で固まって形成された堆積岩のことで、河川・海浜・扇状地などの堆積環境を示す地層です。
礫岩(れきがん)とは、直径2mm以上の礫(つぶて・小石)が主成分となり、礫の隙間を砂や泥・珪酸塩などの固結物(セメント)が埋めて岩石化した堆積岩のことです。英語では「conglomerate(コングロマリット)」と呼ばれます。
礫岩は次のように形成されます。河川・海岸・扇状地などで侵食された岩石が礫として運搬・堆積し、長い時間をかけて上方の地層の重みや化学的な固結作用(続成作用)によって硬い岩石へと変化します。礫の形状や配列は堆積時の水流の強さや方向を示す重要な手がかりとなります。
礫岩はその礫の形状によって分類されます。
- 礫が丸みを帯びている場合:「円礫岩」(長距離の運搬で角が削れた証拠)
- 礫に角ばった形が残る場合:「角礫岩(かくれきがん)」(短距離輸送または崩落堆積の証拠)
礫岩の礫の種類を調べることで、かつての侵食源(供給源)となった地質を推定する「礫組成分析」が地質調査で活用されます。また、礫岩はしばしば石油・天然ガスの貯留岩にもなり、資源地質学でも注目されます。日本では各地の地層・露頭で礫岩を観察でき、地層の重ね順を読む地質学習の格好の素材となっています。
使い方・例文
「この崖の断面に見える礫岩層は、かつてここが大きな川の河口付近だったことを示している」というように、地層・地質の調査や地学の野外授業で登場します。
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