扇状地とは?
せんじょうち
扇状地とは、山地から平地へ流れ出た河川が運んだ砂礫を堆積させてつくる、扇形に広がった地形のことです。
扇状地(せんじょうち)は、山地から平野部に流れ出た河川が、傾斜が急に緩くなる地点(扇頂)で流速を失い、運搬していた土砂・砂礫を堆積させることによって形成される地形です。上空から見ると扇を広げたような形に見えることから、この名前がついています。
扇状地は大きく三つの部分に分けられます。
- 扇頂(せんちょう):山地との境界部。河川が山から出る地点で、粒の大きい礫が堆積する
- 扇央(せんおう):扇の中央部。砂礫が厚く堆積し、水が地下へ浸透しやすいため、水無川(かれかわ)になりやすい
- 扇端(せんたん):扇の先端部。地下水が湧き出して水が豊富で、集落や水田が発達しやすい
扇央では水が地表に出にくいため、果樹園や桑畑など水を多く必要としない農業が行われてきました。一方、扇端の湧水地帯は古くから集落が形成されやすく、地図上でも集落の連なりが扇端に沿って並ぶパターンが見られます。
日本では、山地が多く河川が急勾配であるため、各地に扇状地が発達しています。甲府盆地の山梨県などが代表的な例として挙げられます。地理・地学の学習では地形の成因と土地利用の関係を学ぶ重要なテーマとして扱われます。
使い方・例文
中学・高校の地理の授業で「扇状地では果樹栽培が盛ん」のように、土地利用と地形の関係を説明する文脈でよく使われます。
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