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磯焼けとは?

いそやけ

磯焼けとは、沿岸の岩礁域で海藻大量に消失し、海中が砂漠のように荒廃する現象で、魚介類の産卵・生育環境が失われる深刻な海洋環境問題です。

磯焼け(いそやけ)とは、沿岸の岩礁地帯に繁茂していたコンブワカメ・アラメ・カジメなどの大型海藻が急激に減少・消滅し、海底が岩肌のみの「砂漠状態」になる現象です。英語では「urchin barren(ウニの荒野)」とも呼ばれます。

磯焼けの主な原因として、以下が挙げられます。

  • ウニの増加:天敵(魚類など)の減少でウニが爆発的に増え、海藻を食べ尽くす
  • 水温上昇:地球温暖化による海水温の上昇が海藻の生育を阻害する
  • 栄養塩の減少:河川からの栄養流入の減少や海流の変化で海藻の成長が妨げられる
  • 魚類(アイゴ・ブダイ等)の食害:南方系の植食性魚類の北上により海藻が食べられる

磯焼けが起きると、海藻を産卵・育成の場としていたアワビ、サザエ、ウニ(食用種)、魚類などが激減します。漁業への打撃は甚大で、日本の沿岸各地で深刻な問題となっています。

対策としては、ウニの間引き・駆除、海藻の移植・種苗放流、人工魚礁の設置、栄養塩の供給(鉄分散布など)が行われています。磯焼けの回復には数年〜数十年かかる場合もあり、予防と早期対応が重要です。

使い方・例文

磯焼けが進んだ海域では、かつてアワビが多く採れた岩礁でほとんど姿が見られなくなり、漁師の水揚げ量が大幅に落ち込む事態が各地で起きています。

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