砂防ダムとは?
さぼうだむ
砂防ダムとは、山地や渓流に建設され、土砂・流木の流出を防いで下流の集落や田畑を保護する小型の治山・治水構造物です。
砂防ダムとは、山間部の渓流に設けられる堰堤(えんてい)の一種で、上流から流れてくる土砂・礫・流木を捕捉し、土石流や洪水による下流への被害を軽減することを目的とした構造物です。正式には「砂防堰堤(さぼうえんてい)」と呼ばれますが、一般には砂防ダムの名称が広く使われます。
砂防ダムの主な機能は次の通りです。
- 土砂の捕捉:堤体で土砂・流木をせき止め下流への流出量を減らす
- 渓床の安定化:堤体の上流側に土砂が堆積することで渓床の勾配が緩くなり浸食を防ぐ
- 流速の低下:流れる水の速度を弱めることで下流部への衝撃を和らげる
- 流木の捕捉:格子状のスリット型砂防ダムは土砂を通しながら流木だけをせき止める
日本は国土の約7割が山地であり地震・火山活動も多いため、世界でも特に土砂災害リスクが高い国の一つです。そのため砂防ダムは全国で数万基以上が整備されており、砂防法(1897年制定)に基づいて国・都道府県が管理しています。材料にはコンクリートが最も一般的ですが、鋼製スリット型や石積み型なども使用されます。
使い方・例文
「砂防ダム」は土砂災害ハザードマップ、山岳地帯のハイキングコース案内、または土木・防災工学の教材に登場します。
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