砂嘴とは?
さし
砂嘴とは、沿岸流によって運ばれた砂や礫が堆積し、海岸線から細長く突き出した地形のことです。
砂嘴(さし)とは、海岸や湖岸において、沿岸流によって運ばれた砂・礫・シルトなどが堆積することで形成される、陸地から水域へ向かって細長く伸び出した地形です。英語では「spit」と呼ばれます。
砂嘴が形成される主なメカニズムは次のとおりです。沿岸流(波が斜めに打ち寄せることで生じる岸に沿った海水の流れ)が土砂を運搬し、海岸線が湾曲する地点や川の河口付近など流れが弱まる場所で堆積が進みます。堆積が継続することで砂の帯が水域に向かって伸び、先端が湾曲して「かぎ型」になることもあります(これを「鉤状砂嘴」といいます)。
日本の代表的な砂嘴としては、北海道の野付半島があります。全長約26kmにわたって伸びる日本最大級の砂嘴で、オホーツク海に向かって細長く延びています。
砂嘴は時間とともに成長・縮小・方向変化を繰り返す動的な地形であり、砂嘴の付け根や内側には波の穏やかなラグーン(潟)が形成されることが多く、豊かな生態系を育む場となります。観光資源としても注目される一方、侵食・地盤沈下・海面上昇による消失リスクも指摘されています。
使い方・例文
地理の授業では「砂嘴は沿岸流の働きで形成される地形」として、野付半島などの事例とともに学びます。
この用語をシェア
最終更新: