眼筋麻痺とは?
がんきんまひ
眼球を動かす筋肉またはそれを支配する神経が障害され、目の動きが制限されてしまう状態です。
眼筋麻痺とは、眼球の動きを担う外眼筋(眼球を6方向に動かす6本の筋肉)またはそれらを支配する神経(動眼神経・滑車神経・外転神経)が何らかの原因により障害を受け、眼球運動が制限された状態を指します。
麻痺している神経・筋肉によって症状が異なります。
- 動眼神経(第3脳神経)麻痺:眼瞼下垂(まぶたが下がる)・眼球の上・内・下方向への動きの制限・瞳孔散大が出現します。
- 滑車神経(第4脳神経)麻痺:下向きや内向き視時の複視が生じ、頭を傾けるなどで補償しようとします。
- 外転神経(第6脳神経)麻痺:眼球が外側に動かなくなり、内斜視と水平方向の複視が主症状です。
原因は幅広く、血管障害(糖尿病性・高血圧性の微小血管障害が多い)・脳動脈瘤・脳腫瘍・外傷・重症筋無力症・多発性硬化症・甲状腺眼症などが挙げられます。突然の眼筋麻痺は頭蓋内病変(脳動脈瘤破裂など)の可能性もあるため、速やかな画像検査が必要です。
治療は原因疾患の治療が優先され、血管障害による場合は多くが数か月以内に自然回復します。回復が見込めない場合はプリズム眼鏡や手術が検討されます。
使い方・例文
急に物が二重に見えたり、まぶたが急に下がったりした場合、眼筋麻痺を疑い脳神経疾患の鑑別を含む精密検査が行われます。
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