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動眼神経とは?

どうがんしんけい

動眼神経とは、眼球運動・まぶたの開閉・瞳孔収縮を担う第3脳神経で、眼を動かす脳神経のうち最も多くの筋を支配します。

動眼神経(どうがんしんけい)は第3脳神経(III)であり、眼球を動かす6本の外眼筋のうち4本(上直筋・下直筋・内側直筋・下斜筋)と、上眼瞼挙筋(まぶたを上げる筋)を支配します。また副交感神経線維を含み、毛様体筋レンズの調節)と瞳孔括約筋(瞳孔を縮める)も支配します。

動眼神経は脳幹中脳から出発し、海綿静脈洞を経て眼窩に入ります。この走行経路上のどこかで障害が生じると、特徴的な症状の組み合わせが現れます。

  • 眼瞼下垂(上まぶたが開かない)
  • 眼球の外下方偏位(外直筋・上斜筋だけが働くため)
  • 瞳孔散大・対光反射消失(副交感線維の障害)
  • 複視

動眼神経麻痺の重要な原因として後交通動脈瘤があります。動脈瘤が拡大すると動眼神経を外側から圧迫し、瞳孔が散大します。これは脳動脈瘤破裂(くも膜下出血)の前兆となることがあり、緊急を要するサインとして医療従事者に広く認識されています。

糖尿病性動眼神経麻痺では、血流障害により神経内部が障害されるため、瞳孔は比較的保たれることが多く、血管圧迫との鑑別点になります。

使い方・例文

突然片方のまぶたが下がり瞳孔が開いたまま光に反応しなくなった場合、動眼神経麻痺による後交通動脈瘤の可能性があり、緊急の脳外科的評価が必要です。

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