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毛様体筋とは?

もうようたいきん

毛様体筋とは、眼球内部でレンズ水晶体)の厚みを調節し、遠近の焦点合わせを担う筋肉です。

毛様体筋(もうようたいきん)は、眼球の中にある平滑筋(不随意筋)の一種で、水晶体の厚みを変化させることで遠近の焦点調節(調節機能)を行う重要な組織です。

眼球の内側には虹彩の後ろに毛様体という輪状の組織があり、そこに毛様体筋が存在します。毛様体筋が収縮すると、チン小帯(水晶体を吊る線維)の張力が弱まり、水晶体が弾力によって厚くなって近くに焦点が合います。逆に毛様体筋が弛緩するとチン小帯が引っ張られ、水晶体は薄く平らになって遠くに焦点が合います。

この仕組みを調節と呼び、若いうちは水晶体の弾力が高いため素早く大きな調節が可能です。しかし加齢とともに水晶体が硬くなり、毛様体筋が収縮しても水晶体が十分に厚くなりにくくなるため、近くが見えにくい老視(老眼が生じます。

時間スマートフォンやパソコン使用では毛様体筋が持続的に収縮し続け、疲労によって「眼精疲労」が起こります。眼科的には毛様体筋の緊張度を測る検査(調節検査)が行われ、仮性近視の診断や治療にも用いられます。毛様体筋を意図的に弛緩させる点眼薬(調節麻痺薬)は、屈折検査や内斜視の治療などで臨床的に活用されています。

使い方・例文

スマートフォンを長時間見続けて目がぼんやりするのは、毛様体筋が疲弊して焦点調節がうまく機能しなくなるためです。

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